適切な治療を受ければ、インプラントは通常10数年以上もつことが一般的です
現在の骨と結合させる方式のインプラントは、スウェーデンのブローネマルク博士によって1965年に初めて臨床応用されました。このインプラントは、その後約40年、患者様がお亡くなりになるまで機能していました。
そして、現在当医院で使用しているインプラントは骨としっかりくっつく純チタン製ですので、生着率(インプラントが体になじんで本来の働きをする割合)も飛躍的に向上しています。下の表はインプラントの生着率の臨床報告です。5年または10年経過した時点で95%以上の生着率がほとんどです。このように、適切な治療を受ければインプラントが長くもつことは、証明されているのです。
インプラントの生着率(2000年日本歯科補綴学会誌より)
報告者 | 観察本数 | 観察年時 | 生着率 |
Henri (1996) | 74本 | 5年経過時 | 96.6% |
T.Wilson (1998) | 105本 | 5年経過時 | 98.1% |
Priest (1999) | 116本 | 5年経過時 | 97.4% |
Scholandr (1999) | 259本 | 10年経過時 | 98.5% |
Schelle (1999) | 104本 | 5年経過時 | 95.9% |